梅雨入り前にチェック!雨の日の過ごし方
雨や台風が多くなると、秋になったことを実感しますね。
みなさんは日本では1年間にどれくらいの日数雨が降っているかご存知ですか?
実は、3日に1度!年間120日も雨が降っているのです。
そんな雨の日ですが、身体の調子が悪かったり、心が沈みがちだったり…さまざまな不調を感じたことはありませんか?
雨の日に身体や心の調子を狂わせる原因として大きいのは、湿度や気圧の変化です。
この変化に対して、身体・心は何種類もの反応をしていて、その結果さまざまな不調が現れるのです。
たとえば雨の日特有の「だるさ」は、朝起きても外が明るくないので身体が活動モードに切り替わらないことから起こります。
雨の日の光量は晴れの日の25%程度。身体を活動モードにしてくれる交感神経は、朝に太陽の明るさを感知して優位になるのですが、雨の日は光がないのでリラックスモードの副交感神経が優位のまま。そんな状態で活動しようとするので、いつもより疲れやすくなってしまうのです。
身体は活動するため交感神経を優位にさせようとしますが、雨の日の環境(気圧など)が副交感神経を優位にするので、身体は混乱し、だるさや頭痛などの不調が生まれているのです。
交感神経が優位にならないことにより不調が起こっているので、交感神経が優位にしてあげて身体を活動モードにしてあげることが大切!
具体的にどんなことをしたらいいか、簡単にできるものをお伝えします。
①仰向けになって手足を天井方向に持ち上げ、ぷるぷる震わせる
目が覚めて雨の気配がすると起きるのが億劫になるとき、ありますよね。ベッドから出る前にこの動きをしてみてください。
だるさやむくみが改善。血流改善にもなるので身体もあたたまりますよ!
②普段より多めにカフェインを摂る
低気圧によってもたらされる頭痛は、膨張した血管が周囲の神経を刺激することで起こっています。
カフェインには血管収縮作用が高いので、摂取してあげると頭痛が緩和されやすくなります。
飲み物から取るのが手軽です。コーヒーや緑茶(特に玉露!)にはカフェインが多く含まれます。
利尿作用でむくみも改善され、眠気も抑えてくれます。
ただしカフェインは過剰摂取にならないように注意が必要。
目安は300mg。コーヒー1杯に含まれるカフェインは130mg、紅茶や緑茶は30mg、玉露は180mg程度。すべて150mlあたりの含有量です。
摂取上限量は個人差があるので、飲みなれていない方は気を付けながら摂ってみてくださいね。
③こめかみ、首筋を冷やす
頭痛やだるさ、眠気を緩和してくれます。
膨張した血管を収縮させるのにいちばん効果的なのは物理的に冷やしてあげること。
頭痛の原因となる血管に近い箇所を冷やしてあげると即効性があります。
④ながら加圧・加圧トレーニングをする
加圧トレーニングには交感神経を優位にする効果があります。
トレーニングはハードルが高いという方も大丈夫。
加圧ベルトを巻きながら朝の歯磨きやお皿洗いなどを行うだけでなんとなくスイッチの入らなかった身体が気持ちよく目覚めます。
血行促進もしてくれるので冷えやむくみも改善してくれますよ!
雨の日はなんとなく憂鬱になってしまいがちですが、雨の日だからこそのメリットもあります。
たとえば感覚が研ぎ澄まされるのは、雨の日。
外の景色を眺めるだけで、普段は気が付かなかったような発見ができることがあります。
エネルギーが自分の内側に使われる日でもあるので、外にあるのをじっくり自分のなかに蓄えることにも向きます。
読書をしたりや自分の将来のことを考えたり、新しいアイデアを考えたり。
光が入り込まない分、集中力がかき乱されず、集中力のいる作業はしやすkなります。
雨の日も不調を整えてあげれば味方になってくれます。
1年の三分の一もある雨の日、自分に合った方法を見つけて調子よく心地よく過ごしてくださいね!